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BTOパソコンメーカーの評判の良い・悪いを判断するコツ

日本国内には10を越えるBTOパソコンメーカーがあります。どれもパーツを組み合わせて販売しているわけですが、使用しているパーツ、カスタマイズの自由度、保証、サポート、発送などたくさんの違いがあります。

だからこそ多くの人が事前にBTOパソコンメーカーの評価・評判を調べます。しかし評判の良い・悪いを判断する方法が間違っていると大きな勘違いを産んでしまうので注意が必要です。

「悪い評判が多い=悪いBTOパソコンメーカー」ではない!

あなたがGoogleやTwitterでBTOパソコンメーカーの評判について調べたとしましょう。例えば「ドスパラとサイコムはどっちがいいのかな?」と思って検索してみると、悪い評判は絶対にドスパラのほうが多いです。

悪い評判がたくさん出てくるということはドスパラは酷いBTOメーカーなのでしょうか?いいえ、決してそうではありません。

その理由は評判の母数にあります。

ドスパラとサイコムではそもそも人気が著しく違います。私の体感ではドスパラのほうが10倍以上人気があります。つまりドスパラのBTOパソコンを購入した人はサイコムより10倍以上いるということになります。

ここでドスパラを100、サイコムを10としましょう。あなたが調べてドスパラの悪い評判が20、サイコムの悪い評判を5見つけたとしましょう。

単純に比較するとドスパラの悪い評判のほうが4倍も多く見つかりますよね。「うわー、ドスパラって悪い評判がたくさんだからサイコムのほうが良さそう」なんて思ってしまいそうになります。

しかし注目すべきは割合です。この例ではドスパラは全体の20%、サイコムは50%が悪い評価を下していることになります。ということは満足している割合はドスパラのほうが多いわけです。

だから人気のあるBTOパソコンメーカーほどたくさんの悪い評判を見かけるのは当然のことです。それに人間は良い評価よりも悪い評価のほうを書き込みたくなるものです。悪い評判よりも良い評判を探したほうが判断できる材料になると思います(本当に満足しているかどうかを調査できるため)。

古い評判は当てにならない

ドスパラやマウスコンピューターに限らず、悪い評判って昔のものが多いです。その理由は電源ユニットにあります。2012年くらいまではどの電源ユニットに品質が悪く、パソコン業界全体の課題になっていました。

同時にBTOパソコンを購入した人からすると、電源ユニットにトラブルが発生したため、どこどこのBTOメーカーは電源ユニットが悪い、なんて書き込むわけです。

でも2012年以降は電源ユニットの品質が素晴らしく向上したため、最近は電源ユニットが原因でパソコンが壊れたなんて評判は滅多に聞かなくなりました。BTOメーカー自身がパーツの品質チェックを厳しくしたのも大きな要因です。

つまりBTOパソコンメーカーの評判を調べる際には昔の書き込みは一切無視したほうがいいです。どうせ昔と今では販売しているモデルがまったく違うのですから。ここ数年に限定して調べれば良いか悪いか参考になるはずです。