Windows XPの頃はメモリ512GBあれば十分だったのに、いつのまにかメモリ16GBがスタンダードになっています。今後も必要なメモリが増えていくことは間違いありません。
それに用途によってはすでに32GBや64GBが必要なこともあります。だったらBTOパソコンを買う時に始めから大容量メモリを登載しておいたほうが楽ですよね。
でもパソコンによって最大メモリ搭載量が異なるので、「このパソコンが欲しい!」と思っても16GBしか搭載できないなんてことがあります。
最大メモリ容量の見分け方
メモリをどれだけ大容量にできるかどうかは、BTOパソコンのカスタマイズ画面を見るのが一番確実です。でもそれって面倒ですよね。だから大まかな見分け方を解説します。
パソコンのサイズ(マザーボード)
基本的に小型なパソコンはメモリが少ししか搭載できません。パソコンのパーツを接続するマザーボードにはメモリスロットというものがあり、マザーボードのサイズや規格によってメモリスロットが2つ、4つ、8つと異なります。
例えば小型デスクトップはmini-ITXという規格のマザーボードが採用されていて、メモリスロットが2つしかないことが多いです。そうするとメモリは2枚しか挿せず、8GB x 2という構成になってしまいます。
逆にミドルタワーならメモリスロットは4つあるのが普通です。そうすると16GB x 4 = 64GBまで搭載できます。8つあれば16GB x 8 = 128GBですね。
チップセット
マザーボードと密接な関係があるチップセット。チップセットごとにメモリがどれだけ搭載できるかが決まっています。例えばZ370なら64GB、X299やX399なら128GBといった具合です。どのチップセットが採用されているかはBTOパソコンのパーツ詳細ページを見れば確認できます。
ちなみにWindowsのエディションやバージョンによっても最大メモリ搭載量が変わってくるのですが、今はWindows10 Homeを選ぶのが普通ですし、Windows10 Homeが128GBまで搭載できるので、気にしなくて大丈夫です。
大容量メモリ搭載可能なおすすめBTOパソコン
では64GBや128GBまでメモリ容量を増やせるBTOパソコンをご紹介します。
ドスパラ「Monarch ZE」
グラフィックボードがいらないなら、ドスパラのデスクトップが安くておすすめです。デフォルトだと8GBしか登載していませんが、最大64GBまで増やせます。
Core i7 + メモリ64GBなら普通に使う分にはサクサクです。長く使えるのも嬉しいですね。ただ、ストレージが少ないのでSSDやHDDもカスタマイズしてください。
ドスパラ「ガレリア ZZ」
ゲームをするならグラフィックボードが不可欠です。やはりゲーミングPCから選ぶのがおすすめです。ドスパラのこのデスクトップは最強性能のグラフィックボードを登載しているため、すべてのゲームがヌルヌルです。
肝心のメモリはデフォルトで16GBです。Z370チップセットなので最大64GBまで増やせます。すでに32GB以上あったほうがいいゲームも出てきていますし、動画編集するにもメモリ容量が多いほうがいいので、一番おすすめなデスクトップです。
G-Tune「MASTERPIECE i1720PA1」
メモリ128GBにするならX299やX399チップセットのハイエンドデスクトップを選ぶことになります。メモリ128GBに増やせるだけでなく、コア数・スレッド数の多い高性能CPUが採用されているのが特徴です。
マウスコンピューターのゲーミングPCブランドであるG-Tuneにはまさにぴったりのデスクトップがあります。CPU、メモリ、グラフィックボードをすべて最上級にできるので、完璧・最強を目指す人におすすめです。