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メモリのDDR3とDDR4は体感で分かるほど速度が違う?

近年になってから広く流通し始めたDDR4。DDR4とはパソコンのメモリの規格であり、またはそれらの通称。従来のDDR3規格のメモリとの性能の違いが話題になっています。では、どんな違いがあるのでしょうか?

DDR3とDDR4の違いは?

パソコン用のメモリの開発は今では非常に進んでおり、従来のDDR3と呼ばれる規格のメモリの後継としてDDR4と呼ばれる規格のメモリが登場しました。

DDR4とDDR3の違いとしては、DDR4のほうが低い電圧でしっかりと動作する部分や、地味な部分には多彩な違いがあるのですが、結局のところ気になるのは速度として体感でどれほど違うのかという点ですよね。

体感で速度の違いはあまり感じない人がほとんど

値段としてはDDR3よりもDDR4のほうがずっと高いのに、実際の伝送速度の向上を体感で分かる人というのはほとんどいません。それくらい僅かな違いです。

ベンチマークスコアでは確かにDDR4が上

AIDA64というメモリの伝送速度を計測するソフトの結果では、DDR3-2400は34198MB/秒、DDR4-2400では36975MB/秒と、1秒当たりの平均の読み込みデータ量に違いが出ているのが分かります。

ただ、体感でパソコンの処理速度の向上を感じる人がほとんどいないという話を聞いてしまうと、なんだか悪い意味で納得してしまうスコアですね。HDDとSSDのような劇的な違いは無いようです。

DDR3とDDR4には互換性がない点に注意

DDR3からDDR4のメモリに変更をしたいという場合には、マザーボードまで現行のものへと購入して変更する必要が出てきます。DDR3の挿さっていた場所にDDR4を挿すことはできないのです。

DDR4の場合は1本で16GBのものも存在

DDR3とDDR4は、パソコンを使用していて体感ではっきり分かる「速度」の違いはありません。しかし、大きな違いが一つあります。それは、DDR3のメモリの最大容量は1本で8GB。DDR4のものであれば1本で16GBのものも存在するという点です。

例えば、マザーボードのメモリのスロットが4つある場合。こういった場合、DDR3のメモリしか使えないマザーボードだと、8GB×4スロットで最大32GBしか増設できません。しかし、DDR4のメモリの場合は16GBのもののあるので、2枚挿すだけですでに32GBの容量を実現可能。

DDR3ではなくDDR4を選ぶメリットは、おそらくこの部分が一番大きいと言えるでしょう。今後は、どんどんPCソフトやPCゲームの最低動作環境が、ハイエンド化していくことでしょう。要求するメモリのキャパシティも増えていくことは確実なので、マザーボードを選ぶ際には覚えておきたい点ですね。