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中古ノートパソコンはHDDとバッテリーの寿命が問題

インターネット通販、オークションサイト、フリマサイト、一部の家電量販店、SNSでの個人間での取引、ハードオフなど様々な場所で「中古のノートパソコン」が売っていますね。

中には見た目上は新品同様で、その見た目と性能の記述を見て「くじ引き感覚でなら買ってもいいかも…」とか思ってしまう方も少なくないのではと感じます。

中古ノートパソコンの買える場所とその実情

ヤフーオークションやメルカリ、フリルなどによく見かける中古のノートパソコン。見るからに高性能そうなものから、ボロっちい汚いものまで様々で「core i7」などといった高性能さを思わせるような思わず目を引くような商品名で色々と出品されています。

ハードオフの中古ノートパソコンはゴミばかり

ハードオフなどの中古の機械を扱うお店では、大量のジャンクパソコンが4千円や5千円で売られており、中古のノートパソコンの購入を検討している方にとっては少し目を引くショップではありますよね。ただ、「ジャンク」と銘打たれているだけあって、文字通り「捨てる場所がないから売られた」というようなものばかりです。

Twitterなどでの個人間での取引

Twitterのような不特定多数の個人が集まるSNS上でも、本人同士しか見れないダイレクトメッセージと呼ばれる機能で値段の交渉や取引が多く行われているのをご存知でしたか?その中でも決して少なくないのが「使わなくなった中古ノートパソコン」です。売る側は内部の抹消しきれていない個人情報を見られるのが怖くないのか。そういった疑問を抱かざるを得ないところですが、これも実情としてごく一般的に起こっている中古ノートパソコンの流通なのです。

中古ノートパソコンはたいていHDDが死にかけ!?

HDDとも呼ばれるハードディスクとは、パソコンのデータを保存しておくパーツのことです。実はこのハードディスク(HDD)は消耗品であるということはご存知でしたか?

使えば使うほど内部のディスクが擦り切れていき、どんどんファイルの読み込みや書き込みが遅くなっていって、最後には読み込みすら不可能になります。

中古のノートパソコンは、デスクトップパソコンよりも何かと手軽なその性質から、パソコンに詳しくない素人の方にメンテナンスも全くせずに適当に使われていた過去がある場合が多いです。

はっきり言うと、ハードディスクはメンテナンスをしなければすぐに死にます。よく「ハードディスクの寿命は3年~5年」などと言われますが、それもきちんとメンテナンスを定期的に行った上で、適切にデリケートに扱われてきた場合の話です。

ノートパソコンは熱がこもりやすいのでHDDが痛みやすい

このHDDへの負担に拍車をかけるのは、ノートパソコンが持つ熱がこもりやすいという性質です。ハードディスクは金属ですから、パソコン内が高温な状態が続いたまま放置されると、金属部分の硬度に変化が生じます。これによってハードディスクの摩耗による劣化が加速してしまうのが、ノートパソコンの構造上のどうしても拭えないデメリットです。中古のノートパソコンは特にそうした負担によるハードディスクの摩耗が激しく、この点から筆者も何度も購入してがっかりさせられてきました。

中古ノートパソコンを買うならバッテリーにはご覚悟を

しかし、中古のデスクトップパソコンであれば「ダメなパーツは交換」ということができますが、ノートパソコンはそうは行かない場合がとても多いです。

上でハードディスク(HDD)の寿命に関することを書きましたが、それよりも不確定要素かつハズレだった時にどうしようもないパーツがあります。そう、それがバッテリーです。

バッテリーは使えば使うほど劣化する

バッテリーとは、充電したら充電しただけ使えるわけではありません。ショッキングなことに、バッテリー稼働をすればするほどバッテリー稼働が今よりもできなくなっていきます。

スマホでも「なんかマックスまで充電しても充電持たなくなってきたなー」と感じる場面、ありますよね?これについて言うならば、ノートパソコンはスマホよりもずっとそうした変化が起きやすく、やはりマザーボードという基盤を介して様々なパーツに異なる電力を同じペースで供給させなければならないという構造上の制約によって、ちょっと乱暴に使われるだけですぐに弱ってしまうという特徴があるのです。

バッテリーは取り替えできないことがほとんど

一部のノートパソコンには「このシリーズ・メーカーのノートパソコンはこの代替バッテリー」というように、スペアがあらかじめ売られているケースも全くないわけではありません。しかし、残念ながらタブレットパソコンという応用的なミニパソコンが登場して進化を続けている今でさえも、ノートパソコンのバッテリーの開発は遅れています。

意外なことですが、ノートパソコンというのはバッテリーが空っぽでも電源コネクタに電源ケーブルが繋がっていて、電力が供給されて入れば起動もするし正常に動作もします。つまり、電源ケーブルに常につないで使う分には、他の故障などがない限りはずっと使い続けられます。

しかし、それなら「デスクトップパソコンでよくないか?」という話です。ノートパソコンのバッテリーというのは、遅かれ早かれいつか必ず寿命の時が来て、家で電源ケーブルを繋がなければ使えないものと成り果てます。

中古ノートパソコンの購入を迷わせるバッテリーの問題

バッテリーの寿命の話題は、どうしてもアウトドアで使用することが多いノートパソコンには避けては通れないネガティブな部分です。

特に、中古のノートパソコンをどこかで購入する場合は、「買って使ってみるまで分からない」ということを覚悟せざるを得ないという実情があります。