ここ10年くらいずっとINTEL CPU全盛の時代でした。大手PCメーカーもBTOメーカーもCore i3、i5、i7を始めとしたINTEL CPUを登載したパソコンばかりを販売してきました。
しかし2017年にAMDがRyzenシリーズを発売した瞬間から業界が一気に動きました。なんと2017年9月の販売シェアだけを見ると、AMDがINTELを逆転したのです。INTEL:AMD = 9:1のシェアをひっくり返したのは衝撃としか言いようがありません。
そのおかげでしょうか、BTOパソコンメーカーも流れに追随してAMD RyzenシリーズのCPUを登載したデスクトップを販売するようになりました。とはいえ豊富なのは一部のメーカーだけです。
ドスパラのAMD搭載BTOパソコン
BTOメーカー代表格のドスパラが一番AMD CPUに力を入れています。特にゲーミングPCであるガレリアシリーズはRyzen搭載モデルを多数用意しています。
今のところ以下のCPUを選べます。
- Ryzen5 1400
- Ryzen5 1500X
- Ryzen5 1600
- Ryzen5 1600X
- Ryzen7 1700
- Ryzen7 1700X
- Ryzen7 1800X
- Ryzen Threadripper 1950X
AMD Ryzenシリーズ主流がすべて揃っています。超高性能なThreadripperまでありますからあらゆる用途に対応できます。ただしゲーミングPCとして販売されているためすべてグラフィックボードが搭載されています。
また、高性能なCPUほどハイグレードなグラフィックボードが組み合わさっているので、グラボ非搭載・CPUだけハイエンドみたいなBTOパソコンにすることはできません。
パソコン工房のAMD搭載BTOパソコン
「ゲーミングPCとして使わないからグラフィックボードはいらない」と思うならパソコン工房がおすすめです。パソコン工房にはRyzen3、Ryzen5、Ryzen7、Ryzen Threadripper搭載BTOパソコンが揃っていて、グラフィックボード非搭載の分だけ安くなっています。
Ryzen3で十分という人には嬉しいですね。でも逆にハイエンドなRyzen Threadripperは少ししかないので、AMD CPU搭載の格安デスクトップが欲しい人向けです。
サイコムのAMD搭載BTOパソコン
フルカスタマイズしたいならサイコムがおすすめです。パソコン初心者にはわけがわからないと思うのですべての人におすすめできるわけではありません。ちょっと注意が必要です。
サイコムのカテゴリではミドルタワーとゲーミングPCはX370、ミニタワーがB350のチップセットです。つまりRyzen3ならミニタワーPC、Ryzen5以上ならミドルタワーPCやゲーミングPCを選ぶことになります。(必ずしもそうではないですが)
全体的にはRyzen5とRyzen7が豊富で、逆にRyzen Threadripperは見当たりません。Ryzen Threadripperが欲しいならドスパラを選ぶことになります。
ミドルスペックからハイスペックならパーツの組み合わせが自由自在ですから、用途のために選ぶパーツがはっきり決まっているならサイコムがおすすめです。