グラフィックボードの二大シリーズといえばNVIDIA GeForceシリーズとAMD Radeonシリーズです。2018年現在というかここ10年くらいはずっとNVIDIA GeForceが圧倒的優勢で、BTOパソコンに搭載されているグラボのほとんどはGeForceシリーズです。
Radeonシリーズは発売直後に、それらを搭載したBTOパソコンが販売されますが、どうにも売れないのかすぐに姿を見なくなります。事実、今見たらほとんどのBTOメーカーでRadeonグラボを搭載したパソコンを販売停止しています。
Radeonを選ぶメリット
はっきり言ってしまうとRadeonグラボをわざわざ選ぶ意味はほとんどありません。むしろメリットよりデメリットほうが遥かに多いくらいです。
例えば選べるゲーミングPCが少ない、選べるグラボが少ない、ハイエンドなグラボがない等が代表的なデメリットです。今ならRadeon RX560を搭載したBTOパソコンくらいしか見かけません。別途自分でRadeonグラボを用意するならいいですけど、無理してBTOパソコンを買うと選択肢が一気に狭まります。
唯一のメリットはコスパが良いことでしょう。ミドルスペックのグラフィックボードとしてはGeForce GTXシリーズよりコスパが良く、またクリエイター的な用途にもしっかり対応できるので使い勝手も抜群です。
おすすめのRadeon搭載BTOパソコン
頑張って探してみましたがRadeonグラボを搭載したBTOパソコンは極少数です。ドスパラ、mouse、パソコン工房のような人気BTOメーカーにはRadeon RXシリーズ搭載のBTOパソコンはすでに販売終了してしまいました。
しかしカスタマイズ性の高いサイコムとツクモに1モデルずつあったのでご紹介します。
サイコム「Radiant GZ2600B350AG」
Ryzen + RadeonというAMDの組み合わせを実現できるBTOパソコンです。「ビデオカード」の項目にGeForceシリーズがずらりと並ぶ中、1つだけRADEON RX560があります。
RX560はGeForce GTX1050よりやや低いくらいの性能です。正直なところゲーミングPC用グラボとしてはあまりに貧弱です。古いゲームならプレイできますが、新しいゲームのために選ぶのは間違っています。とはいえGTX1050よりかなり安いためコスパは素晴らしいです。
ツクモ「G-GEAR GA7J-A91/T2」
ツクモにもRadeon RX560を選べるBTOパソコンがあります。カスタマイズを見るとRX470に変更することもできるようです。古い世代はコスパが悪いのでRX560のほうがおすすめです。
全体的に選べるパーツはサイコムのほうが多いですがパソコン初心者には意味不明かもしれません。だからパソコン初心者ならツクモのBTOパソコンを選んだほうがシンプルに購入できます。