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用途で決める!デスクトップとノートPCのどちらを選ぶべきか比較

パソコンは大きく分けるとデスクトップとノートPCの2種類があります。新しくパソコンを買おうと思ったら、まずデスクトップにするのかノートPCにするのかを選ぶ必要があります。

ではデスクトップとノートPCってどのような違いがあるのでしょうか。そしてどちらを選ぶべきでしょうか。

デスクトップとノートPCの違い

まずはデスクトップとノートPCの違いをはっきりさせておきましょう。

性能が違う

デスクトップとノートPCとでは性能に大きな差があります。基本的にデスクトップ用とノート用とではパーツが根本的に違い、デスクトップ用パーツのほうが高性能です。

デスクトップに比べるとノートPCのほうが小型なことが多く、排熱処理が課題になります。デスクトップならケースファンを増やしたり、広い空間を活かしたエアフロー設計ができますが、ノートPCはパーツ同士の距離も近いためどうしても温度が上昇しやすいのです。

だからノートPCに高性能なパーツを詰め込んでしまうと、とんでもなく温度が高くなって熱暴走を引き起こします。熱暴走が発生すると性能が下がったり、液晶がチラついたり、最悪の場合パソコンの電源が落ちてしまいます。

価格(コスパ)が違う

デスクトップとノートPCの価格を比較すると、確実にデスクトップのほうが安いです。特にBTOパソコンはその傾向が強いです。

BTOパソコンには5万円以下のデスクトップやノートPCがありますが、スペックは絶対にデスクトップのほうが上です。また、完全に同一のパーツに揃えたとしたら、ノートPCのほうが1.5〜2倍くらい高額になります。

これにはいくつか理由があります。まずノートPCには液晶モニターやキーボード、無線LAN、タッチパッド等の機器が搭載されています。デスクトップにはこれらの機器がないので、自然と価格差が生まれます。

また、BTOパソコンは圧倒的にデスクトップのほうが売れ筋です。売れているということは大量にパーツを仕入れるので、仕入れ値が下がりやすくなり、デスクトップ全体の価格も一緒に安くなるわけです。

ノートPCは拡張性が低い

BTOパソコンを購入したあとに色々と改造(増設)する人はとても多いです。ノートPCでもストレージやメモリの増設は少しだけですが可能です。

ただ、メモリスロットと3.5インチシャドウベイの空きはデスクトップのほうが確実に多く、追加できるパーツの多さに歴然とした差があります。もちろんそれ以外の拡張スロット、M.2スロットの数にも違いがあります。

ケースの開けやすさも全然違います。デスクトップなら左側のサイドパネルはネジを2つ外すだけです。しかしノートPCは底面を開けるためには10個以上のネジを取り外さなければいけない場合がほとんどです。

デスクトップには周辺機器が必要

ノートPCは購入したらそのまま使えます。マウスを使わなくてもタッチパッドで操作すればいいのです。わざわざ周辺機器を揃えなくてもいいのはノートPCの大きなメリットです。

デスクトップだとそうはいきません。最低でも液晶モニター、キーボード、マウスが必要になります。あとはスピーカーかヘッドホンも用意したほうがいいですね。

デスクトップは周辺機器を選べる

液晶モニター等が始めから搭載されているノートPCですが、これがそのままデメリットにもなってしまいます。というのも、デスクトップなら好きな周辺機器を選べます。

例えば液晶モニターならサイズ、パネル、応答速度、リフレッシュレート等のスペックを自分で決められます。ノートPCから映像出力端子を介して別途液晶モニターに映し出すという手もありますが、それなら始めからデスクトップを選ぶべきです。

デスクトップとノートPCの選び方

デスクトップとノートPCの比較を完了したところ、いよいよ用途別にどちらを選ぶべきか考えてみましょう。

持ち運ぶならノートPC

やはりノートPCは持ち運べるのが最大の特徴です。ノートPCよりもさらに小型なデスクトップがBTOメーカーで販売されているのですが、結局液晶モニター、キーボード、マウスが必要になってしまうわけですから、総重量は絶対にノートPCのほうが軽くなります。

だから仕事で持っていく、学校に毎日持っていく、自宅でリビングや寝室に移動させる等の用途があるなら絶対にノートPCのほうがおすすめです。というよりもノートPC以外考えられません。

部屋が狭くても自宅でしか使わないならデスクトップ

「部屋が狭いからノートPCにする」という人がいます。でもそれは完全に間違っています。上で書いたようにノートPCよりも小さいサイズのデスクトップはいくらでも存在します。液晶モニターに挿すだけで使えるスティックPCなんてものもあるくらいです。

だから液晶モニター、キーボード、マウスの置き場所さえあればデスクトップを絶対に使えます。わざわざコスパの悪いノートPCにするのはやめておいたほうがいいです。

私の知り合いでも部屋が狭いからと理由でノートPCを買った人がいて、結局あとからデスクトップに買い換えていました。部屋の狭さは関係ありません。持ち運ぶかどうかで決めるのが正解です。

コスパや性能で選ぶならデスクトップ

ゲーミングPC、クリエイター向けPCのように高性能なパソコンが欲しいなら断然デスクトップがおすすめです。ノートPCにデスクトップのパーツを詰め込んだノートPCがあったとしても、やはりコスパが違いすぎます。

具体的にはデスクトップなら20万円で買えるスペックが、ノートPCになると35万円以上で販売されています。しかも拡張性も熱処理も違うわけですから、高性能なBTOパソコンを買うなら絶対にデスクトップを選んでください。