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マザーボードの選び方!端子や機能も全部解説します

パソコンを自作していく上で一番重要で、かつ慎重になるべき事がマザーボードをどれを買うかという問題です。そもそもパソコンとはこの「基盤」となるマザーボードにCPUやメモリ、ストレージ、グラフィックボードなどのパーツを装着することで、電源を入れて使用できるようになるのです。

マザーボードによって他の全てのパーツの選択肢が決まる

装着できるパーツはマザーボードごとに決まっているので、マザーボードを選ぶ前に自分の思い描く用途に合わせて必要なパーツやその種類を想定しておく必要があります。

また、ファームファクタと呼ばれるマザーボードの大きさの規格によって、パソコンケースの大きさをタワー型にするのか、ミニタワー型にするのかなどが決まってしまうのです。そのため、パソコンを設置するスペースも、マザーボードをどれにするか決める時点で考えておく必要があるのです。

マザーボードも実際に触る部分は実は多くない

マザーボードには非常にたくさんの電子回路や端子が張り巡らされていますが、パソコンを自作する時に注意すべき点は実はそこまで多くないのです。

特にCPUやメモリ、グラフィックボードなどを装着するマザーボードの端子はどのマザーボードであっても形状は同じなので、パソコンの自作そのものに慣れてしまえば、「これはここだったな」とほぼマニュアルなしで組んでしまうことも可能になり得ます。

マザーボードはサイズが大きいものほど高性能

マザーボードの大きさを定める規格である「ファームファクタ」には数種類あり、100mmといった非常に小さいものから300mm四方以上の大きなサイズまでとても多くのバリエーションがあります。基本的にサイズの大きいマザーボードには端子がたくさん付いており、それらの端子に繋がるであろうパーツの全てを電源ユニットの性能次第で並列で動かすだけの性能があるということになります。つまり、マザーボードは大きいものほど性能が良く、価格も高い傾向にあります。

ファームファクタによって拡張性が決まる

マザーボードにどれほどのパーツや機能を詰め込められるかどうかは、このファームファクタでほとんど決まります。端子の数が少ないファームファクタのマザーボードであれば、あまり多くのパーツを入れることはできず、逆に端子が多いタイプのファームファクタのマザーボードであれば、例えばグラフィックボードを2本追加した上でサウンドカードも同時に導入…といった徹底的なカスタマイズも可能となるわけです。

マザーボードの全端子の名前や機能を徹底解説!

マザーボードには非常に多くの端子や回路があり、どこがどの部分なのか、何のためにある部分なのか分かりづらく、パソコン自作の初心者の方などにとって少し難しく感じる部分かもしれません。

しかし、マザーボードのそれぞれの端子が持つ役割や機能を知ってしまえば、「マザーボードってたくさん端子があってややこしいイメージだったけど、いざ何のためにある端子なのか知ってみると少なく見える」と思えるかもしれません。

パソコンを自作していく、あるいわカスタマイズしていく上で覚えておきたいマザーボード関連の端子に関する用語を解説していきます。これらの用語や機能を知っておくことで、マザーボードの取扱説明書やマニュアルも読みやすくなるかと思います。

映像出力端子

CPUに搭載されているGPUを使用している時に、モニターと接続して映像を出力する部分です。テレビゲームなどでお馴染みのHDMI端子などは聞いたことがあるのではないでしょうか。DVI端子やHDMI端子などの端子の種類やその数には機種によってばらつきがあり、現行のマザーボードには最低2種類以上の映像出力端子が搭載されている場合がほとんどです。

M.2スロット

SSDの接続に使われるスロットで、SSDをパソコンで使用していく場合には形だけでも覚えておきたいスロットになります。逆に、SSDの着脱以外では触ることのない部分です。

CPUソケット

パソコンの中央演算処理装置との呼ばれるCPUを装着する場所です。稼働している時には熱を帯びやすいので、CPUクーラーと呼ばれる冷却装置を取り付ける場合が多いです。

I/Oポート

LANポート、USBポート、マイクやヘッドフォンをつなぐためのオーディオコネクタなどがまとめられた場所です。

SATAポート

ストレージ(HDDやSSD)や光学ドライブなどを接続するためのコネクタです。

PCI Expressスロット

パソコンのオーディオの音質を向上させるサウンドカード、グラフィック機能を強化するグラフィックボードなどを挿すことができるスロットです。マザーボードの規格によってポートの数は異なり、安いマザーボードを購入した際にはこのコネクタが後になって足りないという事態になるので注意が必要な部分でもあります。

電源コネクタ

電源ユニットの電源ケーブルを接続するためのコネクタです。メイン電源とCPU用補助電源があり、ここが壊れるとパソコン全体が起動しなくなります。

メモリスロット

CPUの一時記憶域となるメモリを装着する場所です。マザーボードの種類や規格によって差し込むことができるスロットの数は異なります。