パソコンの記録媒体をストレージと呼びます。ソフトをインストールしたりデータを保存したりするために必ずストレージが必要になります。HDD、ハードディスクと呼ばれることが多いですね。
でもストレージはHDDだけではありません。今はSSDもあり、とても人気です。ではBTOパソコンを買う際に、ストレージはHDDとSSDのどちらを選べばいいのでしょうか。
HDDとSSDの特徴を比較
HDDとSSDは様々な違いがあります。同じデータ保存のためのストレージでも根本的に仕組みが違うのです。まずはそれぞれの特徴を比較してみましょう。
ストレージ | HDD | SSD |
---|---|---|
読み込み速度 | 約100~200MB/s | 約450~3500MB/s |
価格 | 安い | 種類によるがHDDよりも確実に高い |
容量 | 1~2TBが主流 | 240~500GBが主流 |
サイズ | 3.5インチが主流 | 2.5インチやM.2のような小型まで様々 |
音 | カリカリ音がする | 完全に無音 |
簡単にまとめるとHDDのほうが大容量で安いです。SSDはHDDよりも容量あたりの価格が高いのですが、速度が圧倒的に高速だったり静音性が抜群だったりとたくさんのメリットがあります。
つまりBTOパソコンにHDDだけを搭載した場合は安いけれど低速、SSDだけだと高速で無音だけど高額になります。それぞれメリット・デメリットがあるのでどちらにすべきか迷いますよね。
HDDとSSDの両方を選ぶのが正解!
「HDDとSSDのどっちにすべきか!?」なんてお題を掲げておいて申し訳ないのですが、HDDとSSDの両方共搭載することをおすすめします。
というのも、SSD + HDDにすることでどちらのメリットも獲得できるのです。実際どのBTOメーカーもSSD + HDDのストレージ構成をおすすめしていて、人気モデルは必ずこのようなデュアルストレージになっています。
SSD + HDDにするメリット
SSD + HDDにした場合、SSDにWindowsをインストールした状態でBTOパソコンを届けてくれます。HDDより何倍も高速なSSDにWindowsが搭載されることにより、すべての動作がサクサクになります。誰でも体感できるレベルで高速です。
しかしSSDだけでは容量不足に陥ってしまいます。そこでもう1つ搭載された大容量のHDDが活躍します。OSや頻繁に使うブラウザ等のソフトはOSに入れておいて、それ以外のデータはすべてHDDに保存するのがおすすめです。
私はここ数年、何台かのBTOパソコンを購入していますが、必ずSSD + HDDにしています。そのおかげでパソコン作業が本当に快適になりました。だからあなたもBTOパソコンの購入する際はSSD + HDDにしましょう。どっちかにするのは間違っています。
おすすめの容量
SSDには120GB、180GB、240GB、500GB、1TB等の選択肢があります。私の経験上、120GBや180GBではすぐに容量不足になりました。その度にデータを整理するのは面倒です。またSSDの特性上、容量が一杯になると速度が低下するので、容量に余裕をもたせることが大切です。
つまり240GB以上がおすすめです。ゲーミングPCなら500GBにしたほうがいいでしょう。いくつかの好きなゲームをSSDにインストールしたいですからね。
HDDは最低でも500GBです。でも私なら1TBか2TBを選びます。もしもデータを大量に保存する予定があるなら3TBのほうがいいです。
結論としておすすめの組み合わせは240GB SSD + 1TB HDD、あるいは500GB SSD + 2TB HDDです。