ASUS JAPANからゲーミングキーボード界隈に新たに一石を投じるが製品が発表されました。脱着式テンキーパッドとCherry MX RGBスイッチを採用したゲーミングキーボード「ROG Claymore」です。国内では2017年12月15日から販売されています。
脱着式テンキーパッドを採用した「ROG Claymore」
ASUS「ROG Claymore」製品スペック
- メーカー : ASUS
- 製品名 : ROG Claymore
- キースイッチ : Cherry MX(青軸/赤軸)
- 複数キー同時押し対応 : 全キー同時押しに対応(Nキーロールオーバー)
- インターフェース : USB 2.0
- サイズ : 448mm x 150mm x 35mm
- 質量 : 1100g(テンキーパッド装着時)
- 価格 : オープン価格
- 発売日 : 2017年12月15日
ASUS「ROG Claymore」の評価
ASUS「ROG Claymore」の大きな特徴は2つ、Aura Sync対応と脱着式のテンキーパッドです。脱着式テンキーパッドはマクロキーパッドとしても使用可能です。そして通常右側にあるテンキーパッドを左側に装着することもできます。マクロキーパッドとして利用する場合には、左側にあるほうが便利になることが多いでしょう。
インターフェースはUSB2.0での有線接続です。ケーブルはキーボード本体とも着脱可能でケーブル自体も布巻タイプで丈夫なのも良いですね。
唯一Aura Syncに対応したゲーミングキーボード
ASUSのAuraに対応したデバイスを統合管理するためのソフトウェアがAura Syncです。この「ROG Claymore」は現在Aura Syncに対応した唯一のゲーミングキーボードです。Aura Syncを利用することで、すべての対応製品のLEDイルミネーションを同期させることができます。
Aura Syncに対応した製品はマザーボード、グラフィックカードなどの内蔵パーツから、LEDテープやファングリルまでパソコンを構成するほぼすべてのパーツまで幅広く存在します。Aura Syncの画面から接続機器が表示されていればすべてコントロールが可能です。
難点はキーボードレイアウトがUSのみ
キーボードレイアウトは104キー(テンキーパッド取外し時は87キー)のUSレイアウトのみとなっています。スペースキーやエンターキー、バックスペースキーなどの形状が日本語レイアウトのキーボードと少々違っているため好みが分かれるところでしょう。他にも日本語レイアウト特有の半角全角キーや変換、無変換、カナキーが無いといった点も、日本語で文字を打つことが多い人は注意が必要です。
ゲーミングキーボードとしての性能は文句なしでしょう。キースイッチはCherry MX軸を採用しており、青軸と赤軸の2モデルがあります。とても軽い入力感が好みであれば赤軸、軽快なクリック音と軽い反発力が好みであれば青軸モデルがおすすめです。
ゲーミングキーボードには必須の機能である同時キー入力は、Nキーロールオーバーにしっかりと対応しているため、すべてのキーでの同時押しも問題なく対応できます。
実勢価格は27,000円とゲーミングキーボードの中でも非常に高価です。製品のクオリティやAURAやArmouryなどのソフトウェアは素晴らしい完成度です。Aura Syncに対応したパーツを使っているのであれば検討してみてはいかがでしょうか。