自作パソコンを組み立てるとき、気をつけなければいけないことがあります。組み立ての初心者から上級者まで、小さなミスから大きなミスまで、組み立てる際のあるあるをご紹介しますので、参考にしてみてください。
危険度:低、間違えても大丈夫
まずは危険度の低い、間違えてもまったく取り返しがつきます。
HDDアクセスランプが光らない/ビープ音が鳴らない
LEDとスピーカーのヘッダーピンがプラスマイナス逆に刺さっている可能性があります。電源スイッチはプラスマイナスどちらでも動きますが、LEDとスピーカーは動きません。
電源ケーブルを刺していなかった
パソコンがやっと組み上がり、電源ボタンを押してもうんともすんとも言わない、そんなときに意外とあるのが電源ケーブルの刺し忘れだったりします。
電源ユニットのスイッチをONにしていなかった
電源ケーブルと並んであるのが、電源ユニットの電源スイッチをONにしていなかったケースです。電源ユニットの多くには電気を完全に遮断するためにスイッチがついています。「|」がONで「○」がOFFになっています。
危険度:中、運が悪いと壊れてしまうことも
次に場合によってはパーツが壊れたりしてしまうこともあるため注意が必要なことです。
工具をマザーボードに落としてしまう
ドライバーやピンセットをうっかりケース内に落としてしまわないよう注意しましょう。ドライバーやピンセットの先端が運悪くマザーボードのコンデンサやチップに当たってしまい、起動しなくなってしまうことも十分ありえます。
メモリの向きに注意
メモリの取り付け向きにも注意が必要です。向きが決まっていて、切り欠きがあるため間違った向きには刺さらないようになっていますが、それに気づかず押し込んだり強い力をかけると端子が傷ついてしまう可能性がありますので注意しましょう。
HDDやSSDの端子は割れやすい
HDDやSSDのSATA端子や電源端子に使われているプラスチックは、熱に強いぶん強度はあまり高くありません。そのため少し強い力をかけると欠けたり割れたりしてしまうことがあります。
危険度:高、絶対にやってはいけない
ここからはパーツの破損の可能性も高く事故につながる可能性もあり、絶対にやってはいけないことです。
CPUの取り付けの向きに注意
CPUは取り付けの向きが必ず決まっています。四角のどこかに切り欠けがあり、向きがわかるようになっています。向きを間違えて無理に取り付けてしまうと、ピンが曲がってしまったり、CPUやマザーボード自体の破損に繋がる可能性が非常に高いですので間違わないよう注意してください。
グリスがCPUソケットに付着してしまわないよう注意
あまり起こりえないことですが、うっかりCPUグリスがCPUソケットに付着してしまうことがあります。グリスが内部に入り込んでしまい接触不良を起こしてしまい故障の原因となります。
8pin等の電源コネクタの向きに注意
電源コネクタは4pin、6pin、8pinなどCPUやマザーボード、グラフィックカードに直接差し込む電源コネクタには取り付け向きがあります。これを間違って取り付けてしまうと、ショートや漏電などを起こし端子は焦げ、最悪の場合は火が上がる可能性まであります。そのため電源コネクタの向きには必ず正しく取り付けましょう。