普段は筐体に包まれて隠されているPCの内部。箱で守られているから大丈夫だろうと思いきや、意外と汚れているんです。
特にホコリ等、エアフローを妨げるようになると内部に熱がこもり、最悪の場合はパーツやPCがお亡くなりになってしまいます。
そこで、大掃除の時に気をつけたいPC内部の掃除のポイントを見ていきましょう。
デスクトップPCの掃除
デスクトップPCは多くの場合、蓋を外して中身を掃除することが出来ます。特に大型のタワーだと非常に掃除がしやすいです。
埃がたまりやすいのはファンや排気口付近、ケーブルが絡み合っているところ、そして筐体のカバー上部です。エアダスターやブロワー、場合によっては柔らかい布で埃をとってあげましょう。
排気口やファン周辺は埃が少しでも溜まっていると筐体内部の温度を上昇させてしまい、熱を逃しにくくなってしまいます。PCパーツは熱に弱いものが多いため、特に重点的に見ておきましょう。
ノートPCの掃除
ノートPCはデスクトップPCのように、蓋を外せばすぐ内部がみえるというわけではありません。小さい筐体にパーツを詰め込んでいるので、ファンを掃除するためには全部バラさなくてはいけないなんてこともあります。
そのため億劫になりがちですが、様々な環境下で使われるノートPCは排気口とファン周りにかなり埃が溜まりがちです。埃を吸い込んで内部に溜め込んでいることすらあります。
ただでさえスペースが少なくエアフローが滞りがちのノートPCですから、エアダスターやブロワーを使って排気口周りだけでも綺麗にしておきたいですね。
喫煙家の場合
PCの大敵は熱や寒さ、埃以外にも存在します。それがタバコのヤニです。
ヤニは嫌な匂いを発するだけでなくパーツにこびりついて熱が逃げるのを妨げたり、埃や髪の毛などのゴミが引っ付きやすくなるなどマイナスが多いです。
また、中古に売りに出す場合も所有者がタバコを吸っていたというだけで評価がかなり下がります。ヤニは掃除が難しく、匂いを完全に消すのはほとんど不可能だからです。
PCのある部屋でタバコを吸わないだけでも違いますので、分煙をして大切なPCを守るようにしましょう。
まとめ
デスクトップPCでもノートPCでも、大切なのは熱を逃がす邪魔をしないことです。埃や髪の毛、ゴミといったものは意外と早く蓄積します。
そして溜まってしまうとエアフローに大きな影響を与えるのです。タバコは更にそのサイクルを早めますから、もう悲惨です。
大切なのは予防とケアです。面倒でもできれば1ヶ月に1回、最低でも半年に1回は大掃除を行ってPCの寿命と性能を享受できるようにしておきましょう。