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KDDIからついに一般家庭用10Gbpsの通信サービスが登場

KDDIの一般家庭個人向けのFTTHサービス「auひかり ホーム」から上り/下り10Gbpsのサービスが登場しました。ゲーマーにも気になるポイントをチェックしてみたいと思います。

10Gbpsはどれくらいはやいのか

これまでの一般家庭用の光ファイバーを利用したFTTHサービスでは、1Gbpsが最速でした。企業や法人向けのサービスでは10Gbpsやそれ以上の超高速回線も存在はしていますが、一般向けに展開はされていませんでした。もちろんそういった超高速回線サービスは費用も超高額なためとても家庭で利用できるものでもありません。

今回KDDIの「auひかり ホーム」から上り/下り5ギガのプランと、10ギガのプランの2つが発表されました。これまで「auひかり ホーム1ギガ」として提供していたサービスと同じ価格で「auひかり ホーム5ギガ」が一部地域で新たに利用可能になります。

10Gbpsがどれくらい早いのかというと、単純な数値上であれば1Gbpsの10倍の速さ、となります。が、もちろんこれは理論上の数値であって、実際に出る速度が10Gbpsというわけではありません。

10Gbpsというと理論上1秒間に1.25GBのファイルをダウンロード・アップロードすることができるということになります。1Gbpsですと1秒間に125MBです。1Gbpsでも実際にそんな数値は出ていないと思います。実際に出る数値の割合で、10Gbpsに当てはめれば大体速度の見当がつくかもしれません。

ゲーマーには「安定」と「高速」の両立が重要

ゲーマーにそんな高速な回線が必要なのか、という話ですが、ゲーマーには必ずしも高速な回線は必要と言い切れません。ゲーマーに必要な回線とはより「安定」した「高速」な回線です。

「高速」の定義は人によりまちまちですが、実効値が100Mbps以上あれば十分でしょう。そして「安定」の定義は100Mbpsが昼夜や平日休日問わずに安定して出ることでしょう。また回線業者のメンテナンスなどのサービス中断がより少ないことも挙げられます。

しかしプレイヤー同士の対戦ゲーム、MOBAや格闘ゲームをプレイするのであれば1msでも早いレイテンシーが欲しいと思うかもしれません。格闘ゲームはオフライン大会などでの対戦が一番通信ロスが少ないです。しかし練習でオフライン対戦ができるわけではありません。そのため少しでもオフラインに近い環境でプレイすることがよりリアルな練習につながるというわけです。

提供範囲は限られているが現状最速の通信速度

10Gbpsは現状一般家庭で引き込める最速の通信回線です。しかしすべての地域、環境で利用できるわけではありません。

auひかり ホーム」の10Gbpsサービスを提供しているのは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部となっています。

他に10Gbpsを提供しているNURO光がありますが、そちらも東京都、神奈川県、静岡県、大阪府、兵庫県、奈良県の一部エリアとなっています。

まだまだ展開エリアは都心部と限定的ですが、今後提供範囲が広がっていくはずです。提供エリアになっている方は10Gbpsの高速通信を体験してみてはいかがでしょうか。