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OSのバージョンアップをする前に準備しておくこと

Windows 7からWindows 10にアップグレード、32bit OSから64bit OSにアップグレードする前には事前に準備しておくことや、確認しておくべきことがいくつかあります。ここではそれらをいくつか紹介しておきたいと思います。

大切な個人データのバックアップ

OSのバージョンアップをするには、システムをそのまま引き継いでバージョンアップする方法と、新しいパソコンとしてすべてハードディスクをクリアしてから行うクリーンインストールの2種類の方法があります。いずれにせよバージョンアップに失敗する可能性も考慮し、大切なデータをバックアップしておくことをぜひオススメします。

大切な写真や動画などのファイル

写真や動画、音楽や書類といった個人ファイルは必ずUSBメモリや外付けHDDなど外部に保存しておきましょう。マイドキュメントやデスクトップ、Cドライブの直下やDドライブなど、パソコンの中を一通り目を通してバックアップ漏れがないかを確認しましょう。

ゲームの設定ファイルやセーブデータ

せっかく進めたゲームのセーブデータも消えてしまっては一からやりなおしです。ローカルセーブデータがある場合は保存しておき、新しく設定したパソコンにあとでコピーすればまた途中から再開することが可能です。ほかにもキーコンフィグや設定ファイルも保存しておくと再設定する手間が省けます。

メールデータ

GmailやYahooメールを使用している場合はクラウド上に保存されるため必要ありませんが、パソコン上にメールを受信している場合は、自分でメールファイルをバックアップする必要があります。この時にメールアカウント情報も合わせて確認しておくとよいでしょう。使用しているメールソフトによってメールの保存場所が異なりますので、メールソフトのサポートページを確認しましょう。

インターネットのブックマーク

インターネットのブックマークも忘れがちな個人データです。Google Chromeではアカウントにブックマーク情報を保存することもできます。あのサイトなんだっけ?とまた検索する羽目になりますので、ブックマークも忘れずバックアップしておきましょう。

ユーザー辞書

Microsoft IMEのユーザー辞書を登録している場合はバックアップしておきましょう。テキストファイルとしてエクスポートしておくと、あとでインポートすればそっくり元通りに戻すことができます。

アカウントやパスワード情報は必ずチェックしておくこと

後悔先に立たず、アカウントやパスワードは一度登録したきりで忘れてしまっていることがよくあります。アカウントやパスワードを使用しているサービスは、この機会に一度洗い出して整理しておきましょう。

  • インターネットプロバイダーのアカウント
  • ブロードバンドルーターへのログインアカウント
  • NASやファイルサーバーのアカウント
  • Google アカウント
  • YahooやRakutenなどのショッピングサイトのアカウント

他にも自動ログインにしっぱなしのサービスなどは普段アカウント情報を入力しないため忘れがちです。自分が利用しているサービスをよく思い出しながら整理してみましょう。

バックアップツールを活用する

パソコンのどこに保存してあるかわからない、パソコンに詳しくないため操作が不安といった場合にはバックアップ用のソフトウェアを活用しましょう。バックアップの方法はさまざまで、必要なファイルだけを選択するものから、ハードディスクまるごとバックアップしてくれるものまであります。バックアップ先は外部のNASやディスクに保存できるものもあります。

  • ソースネクスト Backblaze
  • Acronis True Image
  • アーク HD革命/CopyDrive

これらはバックアップソフトの3大ツールです。有料のソフトウェアですが、どれか一つあればバックアップで一通りのことはすべてできるはずです。

  • EaseUS Todo Backup Free
  • AOMEI Backupper Standard
  • BunBackup

無料であればこの3つが定番です。無料といえど指定したフォルダやパーティションのバックアップから、ファイルの種類を指定してのバックアップ、フルバックアップまで可能です。有料との違いは差分バックアップやスケジュールでの定期バックアップ機能などが無いといった点ですが、バージョンアップする前の一度のバックアップなら無料のソフトウェアでも十分でしょう。

今後定期的にバックアップを考えているのであれば、有料のバックアップソフトを購入しても十分元が取れるでしょう。いずれも2000円~4000円ほどのソフトウェアです。大切なデータを失ってからでは取り戻すことはできませんよ。