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スマートスピーカーGoogle Homeと Amazon Echoの違い

2017年後半ごろからスマートスピーカーと呼ばれる音声アシスタント付きのスピーカーが流行の兆しを見せつつあります。AIテクノロジーが進化した恩恵の一つであるスマートスピーカーですが、GoogleやAmazonの製品にはどのような違いがあるのかをチェックしてみたいと思います。

Google HomeとAmazon Echoの音声アシスタントの違い

GoogleのスマートスピーカーGoogle Home、そしてAmazonのスマートスピーカーAmazon Echo、まず大きな違いは搭載される音声アシスタントシステムが違います。

Google HomeにはスマートフォンのAndroidデバイスにも搭載されているGoogleアシスタントと呼ばれる音声アシスタント技術が使われています。

そしてAmazon EchoにはAmazonの音声アシスタントAlexa(アレクサ)が搭載されています。これはスマートスピーカーで初めて搭載されることとなります。

Google HomeとAmazon Echoのハードウェア性能の違い

ではこの2つの製品について外見や端子について比較しましょう。

Google Homeの特徴

Google HomeはAmazon Echoに比べて一回り小さいデザインになっています。丸みを帯びた芳香剤のような形、下半分がスピーカーになっています。

端子はACアダプター用のコネクタのみで、シンプルになっています。ただACアダプターのコンセント部分は形が大きいため、幅を取ってしまう点が少々残念です。

スマートスピーカーのスピーカーとしての性能ですが、本体のフロント部分から音が鳴るようになっています。そのためスピーカーの背後に回ると少々聞き取りにくい場面もあります。スピーカーの性能としてはもう少し何とかしてほしいと思うのが正直な印象です。

Amazon Echoの特徴

Amazon Echoは無線LANで自宅や会社のネットワークに接続して使用します。非常にコンパクトでスッキリしたデザインで、表面はファブリック素材が使用されていて、インテリアとしても非常に落ち着いたデザインの印象があります。

端子はACアダプター用のコネクタ、音声出力用の3.5mmのステレオミニジャックがあります。スピーカーからスピーカーアウトというのも妙な感じを覚えますが、一応大きなスピーカーやヘッドフォンに接続することも可能です。

肝心のスピーカー性能ですが、Amazon Echoは筒の上部から音を360度に広げるようになっています。ウーファーは底部に設置されこちらも上向きになっています。そのためAmazon Echoは無指向性スピーカーとなります。

Google HomeとAmazon Echoで出来ることの違い

ではGoogle HomeとAmazon Echoで出来ることの違いについて比較してみましょう。

天気予報

スマートスピーカーらしく「明日の天気は?」と問いかけると天気予報を教えてくれます。天気の参照先はGoogle Homeはウェザーニュース、Amazon EchoではAccuWeatherを参照するようになっているようです。日本国内での各地の天気予報にはウェザーニュースが正確です。AccuWeatherは登録地点が少なく日本国内では少々難ありのようです。

経路案内

経路案内機能は何時にどこどこへいくには、といったような問いかけですが、こういった経路案内にはAmazon Echoは未対応となっています。その点Google Homeであれば電車や車で、「10時に〇〇駅に到着」といったようなリクエストをすることができます。

ショッピング

ショッピングはやはりAmazon Echoが有利です。プライム会員であることが条件ですが、Amazon Echoから購入まで完結させることができます。一方Google Homeでは最終購入までいくことはできません。

アラーム・カレンダー・リマインダー

どれも似たような機能にはなりますが、「〇時に起こして」や「〇分後に教えて」といったアラームやリマインダーを登録することができます。

またGoogle HomeもAmazon EchoもGoogleカレンダーに同期することができます。ただし、Google Homeは声を複数人登録しGoogleアカウントを分けて管理できますが、Amazon Echoでは1つのGoogleアカウントしか登録できません。

音楽配信サービス

有料の音楽配信サービスを登録している場合は、利用することができます。Google HomeはSpotifyやGoogle Play Music、Amazon EchoであればdヒッツやAmazon Music Unlimitedを利用できます。音楽配信サービスの一番大きなApple Musicにはどちらも残念ながら非対応です。

Google Home、Amazon Echoどちらの製品もどんどんアップデートがされ機能も増えています。ソフトウェアでできることが増えていくのもスマートスピーカーの特徴です。現状国内での利用であればGoogle Homeのほうが使い勝手が良い面が多いでしょう。スマートスピーカーに慣れるためにも一度触れてみてはいかがでしょうか。