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リアルサラウンドとバーチャルサラウンドの仕組みと違い

7.1chサラウンドという言葉は聞いたことがありますか?音が自分の前後左右どこから聞こえてくるかが立体的にわかる音響システムの一つです。ゲームによっては、この立体音響(サラウンド)が重要になってきます。

サラウンドには2種類がある

サラウンドは大きく分けて2種類あります。リアルサラウンドとバーチャルサラウンドです。

リアルサラウンドは、実際に部屋のいろんな場所に沢山のスピーカーを設置します。実際、自分の右後からの音なら右後のスピーカーから音が聞こえ、前からなら前のスピーカーから音が聞こえてきます。

対して、バーチャルサラウンドは、スピーカーは二つしかありませんが、音を加工し、二つのスピーカーを上手く駆使して利用することで仮想の立体音響を作り出します。

最近では、手軽にリアルな音を楽しんでもらおうと、各音響メーカーがこのバーチャルサラウンドの技術を駆使した製品を沢山提供しています。

立体的な音響とは?

人間の耳は二つしかありませんよね?なのに何故、私たちは360度、あらゆる音の方角と距離を把握することができるのでしょうか?

実は私たちは、右耳と左耳の音のズレと大きさを感知することで、どこから音が来たのかを把握しているんです。例えば、右の方向から人が来たとします。足音は最初に右耳に届き、そのあと左耳に届きます。そして、近ければ大きな音、遠ければ小さな音が聞こえてきます。

バーチャルサラウンドの仕組み

バーチャルサラウンドは、この音のズレ(差)を疑似的に作り出し、脳に錯覚させることで立体音響を作り出しています。例えば、人の足音を右から来るように錯覚させたければ、先に右耳のスピーカーに大きな足音を出力し、その後、ずらして左耳にすこし小さめの足音を出力させるように加工するのです。

わざわざスピーカーをあちこちに設定しなくとも、二つのスピーカーで手軽にサラウンドを楽しめるというとてもお得なサウンドシステムです。

ただし、バーチャルサラウンドには弱点があります。音が前からしているのか、後ろからしているのかが表現しにくいんです。耳が左右にあるため、前の音も後ろの音も、左右の耳に同時に届くからです。その点では、リアルサラウンドには負けてしまいます。

まとめ

ゲームによっては、音によって敵の位置や距離を判断したりすることが重要になることもあります。そこで、各メーカーからバーチャルサラウンドシステムを導入したヘッドセットが続々と販売されています。

また、人によっては、7.1chリアルサラウンドシステムを設置してプレイを楽しむ人もいます。音響システムの導入によって、ゲームがより一層面白いものになるので、ぜひ検討してみてください。