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CPUソケットの確認は本当に大事

自作PC用にパーツを買うとき、何から買いますか?CPU?ケース?ある魅力的なパーツを手に入れて早速使おうとウキウキするのも楽しいものですが、マザーボードとCPUのインターフェースであるソケットの確認は本当に大事です。

それはなぜなのか、そしてCPUソケットにはどんな種類があるのかについて見ていきましょう。

CPUソケットとは

CPUはPCの脳に当たるパーツで、計算を実行する要のパーツです。しかしCPUは文字通り計算しか出来ないパーツであるため、任意の入力をCPUに伝えて計算してもらい、その結果をどこかに保存してあげる必要があります。

そのためのパーツとしてメモリやストレージ、マウスやキーボードなどがあるわけですが、CPUは他のパーツに比べあまりにも計算速度が早すぎるため、仲介してくれる人が必要です。

そういった、パーツ同士がうまく連携して働けるように調整するのがマザーボードのチップセットです。マザーボードにはいろいろなパーツをつなぐことが出来、それらのパーツを仲介する役割を担っているのです。

そのマザーボードとパーツをつなぐ部分の規格はいくつもあり、USBやPCI-Expressといったものが有名です。そしてCPUとマザーボードをつなぐ時も、いくつかつなぎ方があります。

どんな種類があるのか

通常、マザーボードとCPUをつなぐ方法は2つあります。1つは直接半田をつけて固定する方法で、もう1つがCPUソケットを使った方法です。

半田付けする方法では後からCPUを交換することはほぼ不可能ですが、ソケットを使う場合と比べ全体を小さくまとめることが出来るため、ノートPCをなどによく採用されています。

一方、CPUソケットを使った方法では、その規格に合ったCPUであれば後から交換することができます。しかも簡単に取り外しと装着が行えるようになっているソケットが大半です。

CPUソケットの規格は「LGA1156」「Socket A」などの種類があり、製造時期やメーカーによってソケットの形が違います。

Intel系でよく使われるのは、Core 2 Quadなど一昔前の世代までのCPUで使われていた「LGA775」やCore iシリーズの初期に使われた「LGA1156」などです。

特にCore iシリーズは世代によって「LGA1156」「LGA1150」「LGA1151」などいくつかのソケットが使い分けられています。各ソケット間で互換性はありません。これらの数字はピンの数を表しているため、世代順で規則的に増えたり減ったりしていないことに注意です。

AMD系でよく使われるのは最近の世代で使われている「Socket A」でしょう。他にも古いソケットがありますが、ジャンク屋さんなどで流通している程度でしょう。

なぜ大事なのか

ここまで読まれたあなたなら薄々勘付いていると思いますが、ソケットが違うとCPUはとりつけられません。それだけではなく、無理に取り付けようとしてもピンが曲がったりしてCPUが死にます。

また、ソケットが合っていてしっかり取り付けられてもマザーボードがCPUを認識しないことがあります。これはチップセットが対応していないためで、ハード的には大丈夫でもソフト的に対応しておらず、連携して働くことが出来ないケースです。

CPUソケットについてきちんと調べてから買わないと、マザーボードとCPUはあるのに使えないなんてことになってしまいますので注意しましょう。

まとめ

CPUの機能やチップセットの機能が向上するに連れてソケットの形状も変化してきました。慣れれば世代間のちょっとした違いで手持ちのCPUを使えるかどうかわかるのですが、そうやって慣れた頃になってチップセット未対応に引っかかるのもCPUソケットの恐ろしいところです。