パソコンの性能は日進月歩、毎年次々と新しいテクノロジーが発表され、性能は向上し続けています。最新のスペックは5年経てばどれほど変わっているのかを見てみましょう。
5年前のパソコンと今のパソコンのスペック
5年前のパソコンはSandy bridge世代でした、Coreファミリーの中でももっと革新的で人気のあった世代です。グラフィックカードはGeForce GTX 680、Keplerアーキテクチャ世代のハイエンドグラフィックカードです。
- CPU : Intel Core i7 2600K
- M/B : ASUS Z68-V PRO
- Memory : DDR3-1333MHz 16GB
- グラフィックカード : GeForce GTX 680
比較するのは最新のCoffee Lake世代のプロセッサー、グラフィックカードはGeForce GTX 1070、Pascalアーキテクチャ世代のミドルハイグラフィックカードです。
- CPU : Intel Core i7 8700K
- M/B : ASUS Z370-E STRIX Gaming
- Memory : DDR4-2666MHz 16GB
- グラフィックカード : GeForce GTX 1070
5年前と今のパソコンで、ベンチマークを比較
どれほどの差があるのかゲームタイトル別に比較した例がありますのでチェックしてみましょう。
BATTLEFIELD1 DX12 1920×1080 ULTRA
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均110fps / 最小66fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均107fps / 最小62fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均47fps / 最小23fps
DEUS EX : Mankind Divided DX12 1920×1080 ULTRA
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均55fps / 最小66fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均54fps / 最小62fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均16fps / 最小23fps
Grand theft auto V 1920×1080 ULTRA
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均75fps / 最小55fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均59fps / 最小41fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均14fps / 最小6fps
DOOM（Vulkan） 1920×1080 Nightmare
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均167fps / 最小130fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均166fps / 最小123fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均44fps / 最小19fps
Call of Duty : Infinite Warfare 1920×1080 Highest Setting
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均114fps / 最小76fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均111fps / 最小64fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均42fps / 最小25fps
OVERWATCH DX11 1920×1080 EPIC
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均169fps / 最小145fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均167fps / 最小118fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均69fps / 最小60fps
Tom Clancy’s Ghost Recon : Wildlands DX11 1920×1080 ULTRA
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均58fps / 最小43fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均57fps / 最小41fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均21fps / 最小11fps
WITCHER 3 1920×1080 ULTRA
- i7-8700K & GTX 1070 : 平均79fps / 最小58fps
- i7-2600K & GTX 1070 : 平均75fps / 最小54fps
- i7-2600K & GTX 680 : 平均30fps / 最小23fps
グラフィックカードの性能差が顕著に、CPUはそれほどでもない？
こうして比較してみるとグラフィックカードによるパフォーマンスの差が明らかになっていることがわかります。GTX 680も600シリーズのハイエンドにもかかわらず、1000シリーズのミドルハイである1070よりも圧倒的に性能が劣っています。
そしてこれらの比較からCPUの差がほとんどないこともわかります。Core i7のSandy Bridge世代からCoffee Lake世代まで5世代のバージョンアップがあるにも関わらずです。ゲームにおいてCPUを最新にする重要性はそれほど高くないことがわかります。
多少古いパソコンでもグラフィックカードを更新すれば最新のゲームタイトルでも快適にプレイが可能ということがわかりました。そろそろパソコンが古くなって買い替えを検討している方は、グラフィックカードの更新も考えてみてはいかがでしょうか。
