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パソコンを自作する際の電力の計算方法

パソコンを自作するときに選ぶ一つのパーツとして、電源ユニットがあります。どれくらいの電源容量の電源ユニットを購入すればよいのか、どう計算すればよいのかを説明したいと思います。

電源ユニットの電源容量

電源ユニットには電源容量が決まっています。電源容量とはその電源ユニットが供給できる電力の最大量ですが、表記されている電源容量100%を常に供給できるわけではありません。表記されている電源容量の80%を最大と考えて、そこからさらに余裕を持った電源ユニットを選ぶと良いでしょう。例えば電源容量が500Wであれば、全体の使用電力は400W以下に抑えましょう。

電力を使うパーツ一覧

電力を使うパーツはたくさんあります。それらすべての電力を細かく計算する必要は必ずしもありませんが、なるべく詳細に計算して余裕を持った電源ユニットを選んでおくと安心です。

CPU

CPUの消費電力はインテル・AMD各社のウェブサイトで確認することができます。自分が使っているCPUを検索すればメーカーのウェブサイトにたどり着けるでしょう。各CPUの消費電力をまとめているサイトなどもありますが、最新の正確な情報を手に入れるためにも公式のメーカーウェブサイトで調べましょう。

グラフィックカード

パソコンのパーツのなかでもっとも電力が大きいのがグラフィックカードです。負荷の大小で消費電力が大きく増減しますので、かならず最大負荷時の消費電力で計算するようにします。

PCI Express拡張カード

サウンドカードやTVチューナー、 RAIDカードなど拡張カードを使用している場合には、それらも計算します。メーカーウェブサイトで消費電力が公開されていないものも中には存在します。そういったカードはかなり多めに見積もっておきます。PCI Expressのx1やx4カードであれば30W、x8やx16であれば50Wで計算しておきます。

ストレージ

ハードディスクやSSD、CD-ROMやDVD-ROMなどの光学ドライブは装着している台数分計算します。メーカーウェブサイトで記載があれば記載のとおり、なければ1台あたり25Wで計算します。

メモリ

メモリは消費電力の小さいパーツですが、4本や8本といったメモリを装着している場合はちりも積もれば山となります。メーカーウェブサイトで調べるか、1本あたり5Wで計算しましょう。

ファン

CPUファンやケースファン、特にケースファンをいくつも装着している場合は意外と電力を使用します。ファン1台あたり3Wから5Wで計算しておくと大丈夫でしょう。

その他

他にもUSB機器を大量に接続する場合は計算に加えておくとよいでしょう。USBは特に大量に接続しがちなので、大きく電力を消費するものは必ず計算しておきましょう。ほかにもマルチカードリーダーや、LEDイルミネーションをしている場合にも計算しておきましょう。

かならず余裕を持った電源ユニットを選ぶ

消費電力に対して供給が追い付かなくなった場合、パソコンはダウンしてしまいます。最悪の場合、電源ユニットやパーツが故障することもあります。また電源ユニットの電力供給率が常に高い状態ですと、電源ユニットに大きな負荷になってしまいます。寿命を縮めることにもなりますし、電力効率も良くありません。かならず大きな余裕を見た電源ユニットを選ぶようにしてください。

使用しているパーツを選んで消費電力をおおまかに計算してくれるウェブサイトもありますので、ぜひ計算の参考にしてみてください。