ジャンクと聞くと「使えない部品を買わされる」なんて怖いイメージがありませんか。確かに使い道が思いつかない部品もありますが、ジャンク部品だけでPCを自作することもできるんですよ。
必要な部品を用意する
とりあえず最小構成で行きましょう。
- CPU
- マザーボード(USB×2ぐらいあれば事足ります)
- メモリ
- 電源
- キーボード
以上の部品はすべて、ジャンク品として手に入れることが出来ます。おすすめはハードオフでジャンクコーナーの青箱を漁ることです。
このとき、各パーツの規格がきちんと合うように見つけてきてください。LGA1151のマザーにCore2 Duoは刺さりませんよ。ストレージやマウス、ビデオカードは欲しければ探して追加してください。今回はなしでやっていきます。
組み立てて動かす
組み立てます。自作したことがある方は解ると思いますが、部品をつなげていくだけです。電源は最後に。BIOSの画面が表示されれば成功です。私はストレージを用意してないことが多いので、いつもPuppy Linuxが入ったUSBをぶっ挿して遊びます。ジャンク品でも快適に動きます。
動かなかった時は
ジャンク品ですから、壊れていることも多々あります。メモリやCPUは1つ何百円程度ですから、リスクヘッジとしていくつか買ってしまえば1つは動くでしょう。それでもダメだった場合、どこが壊れているかを調査する必要があります。
まず、一番簡単なのは既に動くことがわかっている部品と交換していくことです。マザーボードがやられているときはかなりきついですが、CPUやメモリといったパーツは動いている別の部品と交換してみるといいでしょう。交換してみて動いていたものが動かなければそのパーツが原因ですし、そうでなければそのパーツは動いていることがわかります。
他には、電流が流れているか確かめるという方法もあります。少しカンが必要ですが、電源やマザーボードの故障を調べるときに便利です。
そして結構厄介なのが、BIOSが壊れていたり、パスワードがかかっているパターンです。この場合は同じマザーボードを用意してBIOSを書きなおしてやらないといけなかったりと、いろいろ面倒ですので潔く諦めるという選択肢も考えましょう。
まとめ
自作PCの技術というのは、動かなかった時に直せるかどうかにあると思います。その過程は謎解きにも似て、とても面白いものです。また、ゲーム機などもジャンク品で作れたりします。その際は2個イチや3個イチにすると簡単にできるでしょう。
PCの場合は、今回のように部品ごとに揃えて組み立てたほうが早いです。同じ機種を探すのは大変ですからね。全部ジャンク品でなくとも、一部にジャンクを活用すればPCを安く作れますよ。