※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

「バルク」「アウトレット」「ジャンク」の違い

安くPCパーツを買おうと思うと、自然とバルク品、アウトレット品、ジャンク品にたどり着きます。ではそれぞれの違いは何なのでしょうか。

バルク品とは

バルク(bulk)とは、いわゆる「バラ売り品」のことで、お店で見る製品のようなしっかりした外装ではなく簡易な包装になっているものを指します。これらの多くはパソコンメーカーの余剰在庫や新しい製品が発売されて古くなってしまった型落ち品です。

中身は新品ですが外装やマニュアルがないことが多く、簡易な包装のみのため一般に流通している製品(「リテール品」と言います)と比べると安価に入手できます。

マニュアルやドライバはメーカーのサイトで配布している場合も多いので、その部品の型番で検索すればたいていヒットするでしょう。中身はリテール品と変わりません。やや保証が短い程度です。

バルク品はネットやPCショップなどで販売しています。大手電気店でも販売していることがあるので、どんなものか覗いてみるのも良いでしょう。

アウトレット品とは

アウトレット(outlet)、つまり中古品のことです。誰かが使用したユーズド(used)や店頭などで展示機として使っていた展示品、新品だけれども型落ちになってしまった新古品や外装に不良があったものを再検査して新たな外装に入れたものなど、様々です。

特に新古品やパッケージ不良だったものは中身は新品なのに安価に手に入れられるので重宝します。その一方、いわゆる中古品であるユーズドや展示品は状態を見極める必要があり、掘り出し物にあたるかどうかはわかりません。保証はまちまちで、メーカー保証がついているものや購入したお店の保証がついているもの、保証なしのもの(ジャンク)などがあります。

これらの中古品はネットや中古品を扱うお店など、いろいろなところで入手可能です。特に展示品や型落ちは、モデルチェンジがある春・秋に大手家電量販店などで見かけることが多いです。

ジャンク品とは

主に中古品のうち、保証がついていないものがジャンク品と呼ばれます。動作確認したら動かなかったものや見るからに壊れているものなどの他に、動作確認する手間を省くためにジャンク品にしたものもあります。

ジャンク品は基本的に動かないものという前提で売っていることが多く、その部品の状態を把握してトラブルを自分で解決できる人向けです。とはいえ状態のいいジャンク品の多くは保証がないだけで動くことも多いため、見極めることができればかなり安価に部品を手に入れることが出来ます。また、古すぎる部品などもジャンク扱いになることが多く、そういった部品がほしい場合はジャンク品を探すことになるでしょう。

これらジャンク品はマニアックなPCショップや専門店、ネットオークションやハードオフなどで手に入れることができます。大手電気店でもかごに入れて売られていたりしますので、探してみると掘り出し物が見つかるかもしれません。もちろんその部品の状態がわからないと「動いたらラッキー」という運任せになってしまいますが。

まとめ

いつも店頭で購入する製品以外にも、PC関係のパーツはいろいろな入手方法があります。これらの「訳あり品」をうまく使うことで、自作や修理の際にお財布を守ることが出来ます。

実際、ジャンク品だけで実用に耐えるPCを作ることは十分可能です。掛け軸や骨董ほど難しくないので、選定眼を養ってトライしてみてください。