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萌える自作PC、痛いPCの作り方

「萌え」は文化であり、癒やしであり、この東京砂漠に生きる私達の唯一の希望でもある。というわけで、折角PCを自作するなら萌え萌えなPCにしてやろうじゃないかという暑い漢のための「痛いPC」の作り方です。

完成した暁には、きっと起動するだけでマイナスイオンが吹き出して2次元世界へと誘ってくれることでしょう。

外観をデコレーションする

まずは外観から攻めていきましょう。無骨なPCケースやなんの変哲もない外装を萌え萌えにするのです。手始めにシールを印刷しましょう。お好きな萌え絵をシール用紙に印刷し、外装に合わせて貼っていきます。

腕に自身がある方は塗装した方が綺麗ですが、電子部品をできるだけ外してマスキングし、何度も塗って乾かしてを繰り返すのはかなり大変なことでしょう。

次に、キーボードやマウス、スピーカーやディスプレイにも同様に萌えるシールを貼りましょう。曲面にはある程度伸びるシール素材を使うとうまく貼ることが出来ます。

中身のカスタマイズ

壁紙やログイン画面、システム音源をいじって満足するくらいではまだまだです。まずは伺かなどのデスクトップマスコットを導入します。そしてデスクトップのテーマもできるだけ萌えるようカスタマイズします。

その後、気力があればターミナルやコマンドプロンプトにも着手し、コマンドを間違える度に美少女に怒られるなどのフックを仕掛けていきます。

もし絵がかける、または財力があるということであれば、システムアイコンやアプリケーションアイコンを自作し、リソースエディタを駆使して書き換えてもいいでしょう。

もちろん普段使うアプリケーションもできるだけカスタマイズして萌えEditionにしてしまいます。

めんどくさい人は

ここまでで、外装のためにシールを印刷して貼るのも中身をカスタマイズするのも面倒だ、という人は少なからずいるでしょう。

そんな人は時々イベント的に発売される各社の萌えPCをおすすめします。初音ミクやアニメとのコラボPCは希少性も価格も高いですが、プロによって完璧にカスタマイズされた状態で手元に届きます。

もしくは「moebuntu」という、Ubuntuを萌え仕様にしたOSをインストールするのもいいでしょう。外装は変わりませんが、中身はなかなか萌え萌えになります。Ubuntuだけでなく、Lubuntu、Xubuntu、Fedoraの各OSを基にしたバージョンもあるようです。

萌えに対する姿勢は人それぞれですが、せっかく趣味全開でPCを自作したのならば萌え方面にも全開で全力投球するのもアリだと思います。ピンクやミントグリーンなどの外装をもつPCを基に作るのも面白そうですね。