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ゲーミングPCケースの選び方

今回はおもに初心者の方向けに、ゲーミングPCのケースはどんなものを選べばいいかについて解説させていただきます。

PCケースにはおもに2種類ある

一般的にはPCケースは下記の2つに分類されます。

メーカーや製品によっては一概には言えない部分もありますが、基本的には用途によって上記のどちらかに傾いた作りになっています。

静音重視ケース

PCケース内に吸音材が使われていたり、板材が二重三重の構造になっていたりと、音を外に漏らさない設計のPCケースです。

このタイプのケースは静かである事が最大の目的なので、ケースファンの搭載可能数も少なく、廃熱能力はあまり高くないものが多いです。

そのため、一般的な用途向けのPCに適しており、高性能なグラフィックボードを搭載したゲーミングPCにはあまり向きません。

冷却重視ケース

前面・背面だけでなく、側面や底面からも吸排気できるなど、PC内に熱が籠りにくい設計のPCケースです。

高負荷のゲームや3DCGソフト、動画編集などの用途を想定しているので、とにかく廃熱に重点をおいたデザインになっています。

平たく言えば「穴だらけ」なので、当然静音性はあまり高くありません。

ゲーム用ならどっちがいいの?

ゲーム用PCは冷却重視ケースをオススメします。

ゲームはPCの行う中で最も負荷の高い作業の1つです。最新の3Dゲームともなれば高性能なCPUやGPUをこれでもかと酷使するので、発生する熱も相当な量になります。

冷却が不十分だと各パーツの寿命が大幅に縮むほか、CPUやGPUは一定の温度を超えるとクロック(1秒間に何度計算するかの基準)を下げることで発熱を抑える機能がついているためせっかくのPCの性能を生かしきれない原因にもなってしまいます。

なので、まずは冷却性を重視したケースを選ぶことが無難です。

静音重視のケースでもケース内のレイアウトを工夫し、最適なエアフローを確保するなどで冷却性を確保することは出来ますが、自作になれた玄人向けの選択なので、初心者の方は「まず冷却性」と考えたほうがトラブルに合う可能性は低くなると思います。

私は1台目に購入したBTOパソコンのケースが2個しかファンがつけられない静音重視のケースだったため、廃熱問題に頭を悩ませた経験があります。

なんとか冷やそうと高回転のファンに交換したりもしましたが、今度は煩いPCになったりと、ケースそのものが用途に合っていないと後から修正できる範囲には限りがあることを痛感しました。